概要
キーボードはメンブレンタイプとメカニカルタイプの2つに大別されます。メカニカルタイプは接点接触式と静電容量無接点方式に分類されます。
今回の記事ではメカニカルキーボードの代表、接点接触式について詳しく解説していきます。
- 接点接触式は「明快なうち心地」「多少うるさい」「耐久性高い」「高価」
- 静電容量無接点方式は「軽快なうち心地」「上品な音」「ほぼ壊れない」「更に高価」
メカニカルタイプとメンブレンタイプの違いが分からない方は下記参照ください。
接点接触式
- スイッチ内部の板バネを接点とするスイッチ
- 特有のカチカチと爽快な打鍵感があり、明確な底つきを感じる
- デザイン性が高いものが多く、ゲームユーザーに人気
- 価格は5000円から20000円程度と高価
メカニカルキーボードというと、一般的に接点接触式を指します。接点接触式はスイッチ内部にある板状のバネが接点となり、キー押下によって板バネが接点と接触し電流が流れて入力される仕組みです。一番有名なメカニカルスイッチは旧CHERRY社のCHERRY MXスイッチです。赤軸、黒軸、などの製品名で販売されており、スイッチの特性によって色で分かり易く確認出来るようになっています。CHERRY社のCHERRY MXスイッチについては別の記事で詳しくまとめていますのでご覧ください。
打ち心地は明快で底付き感がある
スプリングによる反発を利用した設計になっているため反発力があり、またラバードーム式のような曖昧な感覚ではなく明確な底付き感があります。メカニカルスイッチ特有のカチカチとした明快なうち心地は心地よく、多くのキーボードマニアを虜にしていきました。
スイッチには打鍵音が出るような機構を持つものや、押下圧が軽い、重いなど様々な種類があるため、組み合わせによってオリジナルのキーボードを作成したりすることも出来ます。
耐久性は高い
メカニカルスイッチは殆ど壊れることが無いほど耐久性に優れています。また、仮にスイッチ自体に故障が発生したとしても、独立したスイッチを持つメカニカルキーボードは壊れた一部のみスイッチを取り換えて利用することが出来ます。私が購入したFILCOのメカニカルキーボードmajestoutchは未だにボタンのへたりや故障はありません。
新品のころのようなうち心地ですが、先日新たに静電容量無接点法式のREALFORCEを購入してしまいました。Majestoutchも好きでしたが、私はREALFORCEの方が好みです。
耐久性に優れているため、キーボードの入力が多い職業、ライターやプログラマーなどに人気があります。最近では、ゲーミングキーボードという呼称でゲームユーザー向けにRGBLEDの搭載されたモデルなども豊富にあり、カラフルでデザイン性の高い商品も多いです。
価格は5000円から20000円程度と高価
メカニカルスイッチ採用のキーボードは一つ一つ独立したスイッチを持つ構造のため、全てのキーにスイッチを組み込むためコストが掛かってしまいます。よって一般的に普及しているメンブレンキーボードに比べて販売価格は高価と言えます。また、性能は一般的なメンブレンキーボードより高い評価ですが、コストの面で劣っているため現代においては徐々に衰退傾向にあります。
さいごに
一通りキーボードは書いたかなあって思ったけどまだまだあるか。書ききらんので次の記事は違う話にしたい所存。ハードウェアカテゴリばっかりだから次はガジェットにでもしようかな。うむうむ。
ちなみに私が使っているREALFORCE、静電容量無接点方式については下記に詳しく書いてあります。