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静電容量無接点方式のキー機構について詳しく解説

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キーボードはメンブレンタイプメカニカルタイプの2つに大別されます。メカニカルタイプ接点接触式静電容量無接点方式に分類されます。

今回の記事ではメカニカルキーボードの静電容量無接点方式について詳しく解説していきます。

ざっくり解説
  • 接点接触式は「明快なうち心地」「多少うるさい」「耐久性高い」「高価」
  • 静電容量無接点方式は「軽快なうち心地」「上品な音」「ほぼ壊れない」「更に高価」

静電容量無接点方式

Realforce キーボード
  • 静電気で入力を検知する仕組みで機械的接点がない
  • スコスコと軽めのうち心地で上品な打鍵音
  • 一番耐久性に優れた機構であるため、通常使用で半永久的に利用可能
  • 価格は15000円から40000円程度と高価
静電容量無接点式構造

何よりの特徴はスイッチ自体に接点が存在せず、スイッチ内部のスプリングが変形することによって静電気が発生し、それを感知することによって無接点での入力を可能にしています。静電容量無接点方式を採用している個人向けキーボードは東プレのREALFORCEシリーズとPFUのHappy Hacking Keyboard (HHKB)シリーズのみとなっております。なおHappy Hacking Keyboardの製造元は東プレなので実質東プレのみが製造しています。様々な業種の方に利用されてきましたが、最近ではゲームユーザー向けにRGBLEDが搭載されたREALFORCEシリーズも販売されています。

打ち心地はスコスコと軽快

スコスコと比較的軽めのうち心地で、一度その魅力に憑りつかれた人は沼から抜け出せないような魅力を感じさせます。スプリングを利用しているため反発力があり、無接点であるため接点接触式のような明確な底付き感ではありません。接点接触式が多少音が鳴る機構を利用しているのに比べ、静電容量無接点法式を採用したキーボードは静音性が高めです。打鍵音は上品で、もはや入力している打鍵音の動画だけで音フェチを心酔させてYoutubeの急上昇に上がれそうです。

何といっても耐久性が高い

静電容量無接点法式は無接点というだけあって機械的な接点がないため、劣化がほとんどなく、他のどのタイプのキーボードよりも耐久性に優れています。5000万回の入力に耐えられるようですが、恐らくキーを5000万回入力するよりも新しいキーボードを購入する方が早いのでほぼ永久的に使えるでしょう。静電容量無接点法式のスイッチを壊れるまで使い込んだなら相当物持ちが良い人です。素晴らしい。

価格は15000円から40000円程度

製造にコストが掛かること、抜群の耐久性を持つことなどから価格は15000円~40000円と高価です。非常に高価ですが、仕事でキーボードを使う方やキーボードマニア、その他にも様々な方が愛用しています。

硬派なイメージのREALFORCEですが、ゲームユーザー向けにRGB搭載のモデルを販売しています。ただ、よほどキーボードが好きなゲームユーザーでない限り、販売することは難しいと言えるでしょう。何故かゲームユーザーは接点接触式が好きなのです。そういうものです。RGB搭載のゲーミングREALFORCEは20000円~40000円と更に下限が上がります。ちなみにRGB REALFORCEはアクチュエ―ションポイントを変えられるらしいです。超欲しい。

アクチュエーションポイントとは、キーと接点が接触することによって電流が流れて入力されるポイントのことです。静電容量無接点法式の場合は接点がありませんが、要はキー押下から何ミリのポイントでキーオンするか、ということです。

静電容量無接点方式のキーボードは産業用キーボードとして使われています。でかなり古参の東プレという、信頼厚い日本企業が唯一製造している高級キーボードです。

スタンダードな東プレキーボードは、ゲーミングによくあるピカピカ光るRGBLEDのキーボードが好きだという方や、キーボードに興味がない・マニアでない方は特にオススメしません。光らないことでレトロな印象が強く、ださい印象を与えかねませんので。

ゼノン
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東プレキーボードはお勧めですが、使われないのは何より辛いので…
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ゼノン / Xenonhyx (管理人)
愛知県出身。趣味は自作PCとゲーム。 略歴:エンジニア兼マーケター→フリーライター→エンジニア

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