USBとは?
USBとは「Universal Serial Bus (ユニバーサルシリアルバス)」の略で、PCに外付けHDDやマウスなどの周辺機器を接続する際に利用するインタフェース規格の一つ。最近では殆どの周辺機器はUSBで接続することが出来る。
USBの特徴
- バスパワー…接続される機器の電力を供給する
- ツリー状接続…1台のPCに最大127台までハブで接続できる
- プラグ&プレイ…デバイスを繋げると自動的にドライバがインストールされる
- HOT PLUG…PCの電源が付いた状態でデバイスの抜き差しが可能
- 後方互換性…該当の規格でなくても、それ以前の規格であれば接続できる
USB信号規格の一覧表
2019年3月にUSB4が発表され、それに伴いUSB3.0以降の規格名が変更になった。変更後は新、変更前は旧と表示している。
規格発表年 | 新・規格名 | 旧・規格名 | 最大転送速度 |
---|---|---|---|
1995年 | USB1.0 | 12Mbps | |
1998年 | USB1.1 | 12Mbps | |
2000年 | USB2.0 | 480Mbps | |
2008年 | USB3.2 Gen1x1 | USB3.0 USB3.1 Gen1 | 5Gbps |
2013年 | USB3.2 Gen2x1 | USB3.1 Gen2 | 10Gbps |
2017年 | USB3.2 Gen1x1 USB3.2 Gen1x2 USB3.2 Gen2x1 USB3.2 Gen2x2 | 5Gbps 10Gbps 10Gbps 20Gbps | |
2019年 | USB4 Gen3x1 USB4 Gen3x2 | 20Gbps 40Gbps |
とにかくややこしい呼び方
USB4.0が発表され規格が増えたため、かなりややこしい呼び方になった。「USB3.2 Gen1x1」であればUSB3.2の第1世代で信号線を1組使う、「USB4 Gen3x2」であればUSB4の第3世代で信号線を2組使う、という意味。
新規格USB4って
USB4は2019年9月に正式発表された新しい規格だ。サンダーボルト3を基に設計されていて、最大転送速度は40Gbpsにもなる。今までとは比較にならないほど高速な通信ができることが分かるだろう。また、この40Gbpsに対応するため端子はUSB Type-Cのみとなる。
徐々に普及していくだろうが、現在では新しすぎてUSB4を搭載した製品はまだない。
USB端子規格一覧
- USB
- USB Type-A
- USB Type-B
- USB Type-C
- Mini USB
- Mini USB Type-A
- Mini USB Type-B
- Mini USB Type-AB
- micro USB
- micro USB Type-A
- micro USB Type-B
- micro USB Type-AB
- micro USB SuperSpeed
- Lightning
USB Type-A
2020年現在、最も一般的に普及している汎用インタフェース。マウス、キーボードなどの周辺機器、フラッシュメモリなどはUSB Type-Aが採用されている場合が多い。
USB Type-C
ここ最近開発され普及してきた新しいUSB。裏表のないデザインで両面刺しが可能。
オルタネートモード:USB以外の信号も流せる
実はUSB Type-Cはオルタネートモードと呼ばれる拡張規格が組み込まれており、USB以外の信号・映像・音声などを流すことができる。具体的にはType-Cを使えばHDMIやディスプレイポートなどの映像や、外付けグラボなどの大容量&高速な通信ができるサンダーボルト3の信号などを流せる。