概要
購入の経緯
以前持っていたOpenRunの前身である「AfterShokz TREKZ AIR」、2019年1月に購入した約4年間、壊れることもなく問題なく使用出来ていた。(TREKZ AIRについては以下の記事を参考)
しかしつい先日恐らく落とした?ようで、いくら探しても見つからない事態に。イヤホンが無いと出先で暇すぎるため、急いでイヤホンを購入するに至った。そこで数年使用しても問題ない耐久性があり、使用感の良かった骨伝導イヤホンの後継機である今回の「SHOKZ OpenRun」を購入したという流れ。
まあ劣化は特に感じていませんでしたが、充電がMicro-USBだったので今回でType-Cになるのも嬉しいところです。
ブランド名の変更:AfterShokz→Shokz
ところで以前は「AfterShokz」というブランド名だったが、2021年12月29日に「Shokz」に改名したらしい。(公式記事:https://jp.shokz.com/blogs/news/shokz-rebranding#:~:text=%E9%AA%A8%E4%BC%9D%E5%B0%8E%E6%8A%80%E8%A1%93%E3%81%AE%E3%83%91%E3%82%A4%E3%82%AA%E3%83%8B%E3%82%A2,%E3%81%93%E3%81%A0%E3%82%8F%E3%82%8A%E3%81%AF%E5%A4%89%E3%82%8F%E3%82%8A%E3%81%BE%E3%81%9B%E3%82%93%E3%80%82)
以前の「AfterShokz TREKZ AIR」の記事内でも紹介したとおり、Shokzは特許を取得している。今では別の骨伝導イヤホンもあるかもしれないが、ざっと調べたところ今でも骨伝導イヤホンはShokzが牽引している模様。やはりパイオニア。
Shokz OpenRun Mini
本体開封と付属品
購入したモデルは「Shokz OpenRun」のミニサイズ、Type-C充電モデルとなっている。(なお通常サイズ、マグネット充電タイプ※専用充電ケーブル もある)。堅い頑丈なパッケージだ。

開封後の付属品は以下の通り。
- ユーザーガイド
- 保証書 (購入日から2年)
- SHOKZ スポーツヘッドバンド
- 保管袋
- 充電用 Type-C ケーブル
- OpenRun 本体

ペアリング
ペアリングモードにするにはOFFの状態から起動ボタン(音量+ボタン)を長押しする。イヤホンからペアリングモードの音声は無いが、青と赤にインジケータが光る仕様。光っている間にペアリングさせたい機器(携帯、PC等)のBluetoothメニューを開いて「OpenRun by Shokz」とペアリングをする。

安物の骨伝導イヤホンに注意
Shokzが骨伝導技術で特許を取得しているため、Amazonなどで販売されている安物の馴染みないメーカーのものは骨伝導ではない可能性がある。レビューを見ていても「スピーカーが耳の近くで鳴っている」という意見が多かったため、骨伝導というからには多少は振動させているかもしれないが、鼓膜で伝える比率が高いと思われる。基本的に本物の骨伝導イヤホンが欲しい場合はShokzで購入するのがオススメ。
レビュー
全体的なレビュー

デザイン | 特に進化もない。一般的な骨伝導イヤホンの形。色は4種類あるが、特に良いデザインでもないため3。 |
---|---|
高音の音質 | よく聞こえる。 |
低音の音質 | ちゃんと聞こえるが、周りの音にかき消されやすい。 |
フィット感 | ミニサイズにしたにも関わらずあまりフィット感は良くない。旧TREKZ AIRから変わらず後頭部がずり落ちる。ミニサイズでも成人男性で全然問題ないとの意見も見たため、ミニサイズと言いつつ付けられないと困るため大き目にはしているのかも。とはいえミニサイズの癖に小さくないため評価は低め。 |
音漏れ | 通常使用であれば問題なし。 |
マイクの音質 | 普通に通話可能。 |
価格 (購入時17,880) | TREKZ AIRよりも安くなったが、やはり高級イヤホンの価格帯の認識。数年持つことを考えるとコスパは良いかもしれない。出来れば1万円前半に抑えてくれるとGOOD(まあOpenMoveを買えということなのかもしれないが…) |
全体的には高評価。以前に比べ価格が少し安くなり、価格が抑えられたエントリーモデルや高価格帯のプロモデルといったバリエーションが増加していることも良いと思う。使用感は旧TREKZ AIRからだと、ボタンの押し加減がカチっと押した感触があるようになり、音が聞こえる部分が少し小さくなった。
デザイン・設計
デザインや見た目の設計は耳にあたる部分が小さくなったり、ミニ版が増えたりとやや進化はあったものの、大きくは変わらず、殆どは同じようなデザインになっている。充電部分は昔のガラパゴス携帯のようなシリコンの蓋になっている。
なおレビューによると、これを付けて運動して汗をかくと充電部分から汗が入り込み腐食するとの意見があったため、それを踏まえて充電部分に接続しなくても良いマグネット充電タイプが増えたのかもしれない。

十分な音質
悪くもなく、私程度の耳であれば十分満足な音質。高音は低音よりもよく聞こえる。
ビックリした部分だが、旧ではステレオスピーカーのような感じで、耳の近くで鳴っているように感じていた。しかし新しいOpenRunでは立体響音をプラスしたようで、少し遠くで鳴っている(サラウンドのように)聞こえる。私はこと音楽に関しては立体響音は好きではないのでこの変化はあまり好ましくはないところではある(ゲームで使用する分にはサラウンドはあった方が良いのだが)。もしかしたら新しいOpenRunの方が音が良いと感じる人もいるかもしれない。
音漏れ
SHOKZの骨伝導イヤホンは音漏れ抑制の特許技術により音漏れも少なく考えられている。が、骨伝導イヤホンなので構造上音漏れは仕方がない。全く音漏れしないイヤホンが欲しい場合は骨伝導イヤホン自体を見直した方が良いだろう。
※検証環境は静かな室内で実施、加湿器のモーター音くらいしか聞こえない状態
- スマホ音量(1):音漏れなし、というかイヤホンを着用しても何も聞こえない
- スマホ音量(2):音漏れなし、イヤホンを着用したら何か聞こえるような…
- スマホ音量(3):音漏れなし、イヤホンを着用したら小さめな音が聞こえる
- スマホ音量(4):音漏れほぼなし、イヤホンから5cmほどの距離で音がほんのり聞こえる
- スマホ音量(5):音漏れ若干、イヤホンから10cmほどの距離で音がほんのり聞こえる
- スマホ音量(6):音漏れ若干、イヤホンから10cmほどの距離で音がほんのり聞こえる
- スマホ音量(7):音漏れあり、イヤホンから10cmほどの距離で音がはっきり聞こえる(内容は分からない)
- スマホ音量(8):音漏れあり、イヤホンから10cmほどの距離で音がはっきり聞こえる(内容まで分かる)、30cmほどの距離で音が聞こえる
- スマホ音量(9):結構な音漏れあり、30cmほどの距離で音が内容まではっきり聞こえる、机に置いたら響いて微量の音量のスピーカーになる
- ・・・スキップ・・・
- スマホ音量(14)※最大音量:小さめのスピーカーレベル。2m離れていても聞こえる。
フィット感
Miniを選んだし、実際見た目もかなり小さく作られてはいた。見た瞬間は本当に頭が入るのか?と思ったほど。しかし広げてみるとかなりのサイズまで大きく伸ばすことが出来、実際には頭周りが大柄な場合(もしくは外国人仕様?)が通常サイズではないかと感じる。ミニサイズでも通常サイズでも後頭部にはフィットせずずり落ちるが、別段使用に問題は無い。

