手持ちのマザーである「Z170 PRO GAMING」だが、以前CPUソケットの保護にプラスチックカバーを付けようとしたところ、あまりに付かないため(イラッとして)力を入れたところ、2本ほどピンが曲がってしまった。
CPUソケットのピン折れ・ピン曲がりってたまに聞くけれど、何でそんなこと起こるんだよ、CPU入れる時に力なんて込めないだろ~って思ってたのにまさかの自分がやらかし。
買い替えかと考えていたところ、折れていない・曲がっているだけの状態であれば自分で修理することが出来ることが判明し、今回は初めてCPUソケットのピン曲がりの修理をしてみた。体験談として参考にしてほしい。
修理に必要なもの
- ルーペなどの小さなものが見れるアイテム
- シャーペン
- つまようじ
まあ我が家にルーペなんて無い。が、これがかなり重要アイテム。目の良さにもよるのかもしれないが、私の低スぺ眼球ではソケットピンが曲がっているのは分かっても、具体的にどちらに倒れているのかよく見えなかった。
仕方ないので、小型カメラ付きの耳かき(耳の中を見るので、結構小さいものもハッキリ映る)を使用してソケットピンの向きを確認することに。これは代替品として使用しているだけなので、ルーペがあればそっちの方がよく見えると思う。
修理方法
1. 折れている方向を確認
ルーペなどを使用し、ソケットピンの曲がっている方向を確認する。
2. シャーペン・つまようじなどで調節する
シャーペンの芯を抜くと、ちょうど芯の穴にソケットピンを刺すことができる。これを利用し、曲がったソケットピンをシャーペンのペン先に突き刺し、曲がった方と反対方向に曲げることで正常な位置まで戻す。
また、細やかな調節にはつまようじを使用し、きちんとソケットピンが整列した形になるように調節する。
個人的にはシャーペンよりつまようじの方が調節しやすいかな~
3. 整列させたら起動確認
何とか下図のレベルまで整列させた。2つのピン曲がりのうち、1つは中々上手に直すことができたが、残りの1つは写真でも分かるくらいにしか直すことが出来なかった。
この状態で実際にPCを組んでみたところ、起動確認することが出来た。ソケットピンの修理は初めての経験だったが、起動できるレベルまで修理することが出来て良かったと思う。
慣れてきたらもっと綺麗に整列させられるだろうか。経験を積めば技術も上がるだろうが、もうソケットピンなんて曲げたくないと同時に思う…。
オペのような繊細な作業のため、個人的にソケットピンの修理は「オペ」と呼んでいます。オペ失敗しなくてよかった!