スウェーデンのメーカーMIONIX
MIONIX(マイオニクス)は2007年にPeter Nygrenにより設立されたスウェーデンのゲーミングデバイスメーカーで、2013年12月18日に株式会社ゲートが日本国内で取り扱いを始めました。CEOは2014年からCarl Silberskyになりました。
心拍数を計測することが出来るNAOS QGやカラフルでオシャレなCASTORシリーズが有名で、技術志向が強く、高品質で製品一つ一つにこだわりを感じるメーカーです。
従来のテンプレ的なブラックカラーでLEDピカピカなゲーミングデバイスとは全く異なる異色の方向性で、ポップでオシャレなデザインでゲーミングデバイス業界に新しい風を吹かせています。
ロゴのモチーフはヘラジカの心臓
MIONIXのロゴは「ムース(ヘラジカ)の心臓」がモチーフとなっています。MIONIXのイベントは過去に一度参加したことがあるのですが、何故「ヘラジカの心臓」なのかは代理店の方も知らないと言っていました。
クラフトマンシップをもって製品開発に取り組んでいる
概要にも説明した通りMIONIXは強いこだわりを持って高品質の製品を開発しています。それは素晴らしいセンサーやオムロン製の高品質スイッチなどの部品もそうですが、CEOであるCarl氏は特に「手に持った時のフィーリング」を重視しています。
この考えに沿って作られているためか、NAOS QGなどは合う人が持ったら本当に「ハマる」と言われるほど好みが顕著に出る製品のようです。
ちなみに、NAOS QGを私も触ってみたことがありますが、男性より手が小さいからか、日本人だからなのか良く分かりませんが、私にはあまり合いませんでした。触ってみた感じとしては少々幅広だったので手が大きい方になら合うんでしょうか。CASTORはピッタリきたので私好みでした。色もポップで可愛らしいですし。ただ私はゲームでつかっているマウスは決まっていてあまり変えたくないので、もし買ったら会社で使おうかなと思っています。
CEOのCarl Silbersky氏
MIONIXのCEOであるCarl Silbersky氏は起業家で、過去にPolarRoseやSettleBoxでCEO、FOUNDERをしています。
2014年ごろに先に手掛けた会社が大手企業に買収され手離れしたころに、たまたまゲーマー向けのマウスやキーボードを見て「なんでこんなに見た目が暗くてつまらないのか?」と感じたことがきっかけで、MIONIXへの投資額を増やしてCEOとなります。CEOとなって一番初めに手掛けた製品は「NAOS QG」です。
どれもこれも同じような見た目なのに,蛇だか猫だか犬だかにかこつけた名前を付けて,ナントカDPIと“ご高説”を並べたてて,それを若いゲーマーに売りつけてイノベーションがどうたらと……。何がイノベーションなんでしょうね? LEDが七色に光ったらイノベーション? そんなの違うでしょう。
蛇wネコw犬w最初に言うのが蛇なあたり、本記事ではあまり言及しませんがもうあのメーカーしか浮かびませんよね。Carl氏はこのような考えのもとデバイスのイノベーションを行い、実際にそれは形としてポップなデザインのCASTORを生み出しています。私もゲームを嗜む身として、黒色LEDピカピカデザインはあまり好ましいと感じていなかったので、MIONIXは見つけた時から非常に注目しているメーカーでした。それこそ、わざわざ名古屋から東京のローンチイベントに行くくらいには(もちろん用事はそれだけではありませんでしたが)。
主力製品はマウス、その他にもキーボードなども
MIONIXはマウス、マウスパッド、キーボード、ヘッドセットなどを販売しています。有名なものをざっくりとまとめてみました。
マウス部門 CASTOR
CASTORシリーズはピンク、水色、黄色、灰色、黒色のカラーバリエーションを展開しているポップなデザインの右利き用マウスです。
オプティカルセンサーはPMW-3310搭載で500DPI刻み、50-5000DPI設定が可能です。ボタンは6つで、左側に2つのカスタマイズ用ボタンがあります。さらさらとしたソフトタッチコーティングで、店頭想定価格は7,400円。
マウスパッド部門 DESKPAD
もちろん通常のマウスパッドSARGASなどもあるのですが、私が購入しているということもありDESKPADを紹介。
布ベースのマウスパッドで、縁にはほつれ防止のステッチ加工がされており、厚さは3mm、裏面は滑り防止のゴムが利用されています。大きさは900mm×440mmとかなり大きく、キーボードなどは上に載せて利用することになると思います。撥水加工が施されているため、デスクパッドの上で飲み物をこぼしてもさっとふき取ることが出来ます。
キーボード部門 WEI
2017年8月10日に発売されたRGBLEDのバックライトを搭載したキーボードです。定番のCHERRY MX RGB REDを採用しており、マクロ機能はありません。何よりの特徴は別売りのMionix Keycapsであり、キーキャップを変更することでカラーカスタマイズを楽しめます。
さいごに
MIONIXは私も注目しているメーカーです。ただ、記事内にも書きましたが、CEOであるCarl氏が去るというのは少し考え物ですね。MIONIXの創業者であるPeter氏からCarl氏にCEOが変わってからというもの、MIONIXは素晴らしい技術力に革新的なアイデアが加わった新たなブランドとなりつつありました。とはいえCarl氏が土台を作ったことにより、明確な方向性が定まったのでこれからも開発していけるかなとも思いますが、全ては次のCEOに掛かっていますね。
私はMIONIXのDESKPAD FROSTING(ピンク)を購入していますので、こちらもレビューしていけたらと思います。本記事でやたらFROSTING推しなのは私が好きだからです。ICECREAMとか汚れ目立ちそうだしっていう理由で購入していますが、普通にかわいくて気に入っています。