使用していたヘッドセットがボロボロになってきたので買い替えようと思っていたところ、CORSAIRの白くて綺麗なモデルを見つけた。すぐにでも欲しかったのだが、転職中であまり無駄遣いは出来ないということで、ズルズルとこんな時期まで延ばしてしまったというわけだ。
Corsair VIRTUOSO Wireless
パッケージは黒と黄色を基調とした色合いになっている。しっかりとしたスポンジで保護されているため、これに入れて保管しておけば傷がつくことは無さそうだ。収納ポーチなどは付属していないので、移動・保管用に箱は保存しておこうかと思う。
メーカー | CORSAIR |
モデル | VIRTUOSO Wireless |
オーディオ | 周波数:20Hz – 40 kHz サラウンド:7.1ch インピーダンス:32 Ohms @ 2.5 kHz |
マイク | インピーダンス:2.0k Ohms 指向性:無指向性 周波数:100Hz to 10kHz 感度:-40dB (+/-3dB) |
接続方法 | 無線・有線(3.5mmステレオプラグ/USB) |
ワイヤレス範囲 | 最大60ft (18.3m) |
バッテリー最大寿命 | 最大20時間 |
オーディオ音量・マイク音量は共に丁度良い大きさに設定されている。以前使用していたHyperXは本当に音声が大きくて、常にボリューム2~3で聞かなければいけないレベルだったため、この調節はとても良いと感じる。音の大きさの値はインピーダンスだと思っていたが、HyperX(60Ω)より小さい32Ωになっている。インピーダンスに関しては浅学故、仔細不明だが、何はともあれこの程度の音量であれば丁度よい。
付属品一覧
- ヘッドセット本体
- マイク
- 無線用USBレシーバー
- USB TypeA-Cケーブル
- 3.5mmステレオミニプラグ
- 取扱説明書
接続方法
このヘッドセットは下記3種類の接続方法がある。自分の環境に合わせた接続方法にすることが出来るのは長所だ。
- 無線 (USBレシーバー)
- 有線 (USB TypeC)
- 有線 (3.5mm ステレオミニプラグ)
無線接続にしてからというもの、とても快適な生活を送れている。私は家にいる時間のほとんどがPCの前で過ごしていることもあり、ヘッドセットは常にしているのだが、やはりヘッドセットをしながらVCに常時接続していると有線は行動範囲が狭く窮屈だ。
少しカーテンを閉めたいだとか、少し電気を付けたいだとか、少し遠くのものを取りたい、といった時に一々ひと声掛けなければならなかった。それらの手間が無くなり、ストレス無くPCライフを送ることが出来ている。
外観
素材
肌に接触する部分はしっとりとした滑らかな灰色の合皮、耳部分の外側はプラスチック、フレーム部分は軽量加工アルミニウム、後頭部上部は白い合皮になっている。
肌に当たる部分が合皮のため、長期の利用でボロボロになることが目に見えている。イヤーパッドは外れないようになっており、公式で別売りのイヤーパッドも無いため、市販のイヤーパッドカバー等を利用してなるべく劣化しないようにする予定だ。これを利用することにより、長時間の利用で蒸れてしまう合皮のデメリットも打ち消してくれる。
インタフェース
ヘッドセットの下側に音量調節、有線無線切り替えスイッチ、USB Type-C、3.5mmステレオミニプラグ、マイクがある。
初期セットアップ
1. 「iCUE」のインストール
iCUEはCORSAIR製品を制御する統合ソフトウェアだ。このVIRTUOSO以外にも、私の使用している「H100i RGB PLATINUM SE」といったCPUクーラー、メモリ等の制御・設定を行える。
このソフトウェアは最近のCORSAIR製品であれば殆ど対応している。セットアップやペアリング等様々な設定を行うことが出来、プロファイルとして設定することにより、照明効果をCORSAIR製品間で同期させるといったことも可能だ。
ちなみに私は以前から使用していたiCUEで試してみましたが、接続失敗でヘッドセットが使用不可になっていました。古いバージョンを使用している人は新しいバージョンを使用しましょう。
2. ファームウェアの更新
有線
付属の「USB TypeA-Cケーブル」でPCと接続し、ヘッドセット側の有線/無線切り替えスイッチを「有線」にした状態で設定から「ファームウェアの更新」を行う。
無線
付属の「USB無線レシーバー」をPCに接続し、ヘッドセット側の有線/無線切り替えスイッチを「無線」にした状態で設定から「USB無線レシーバーのペアリング」の起動を行う。
3. USB無線レシーバーのペアリング (無線)
付属の「USB無線レシーバー」をPCに接続し、ヘッドセット側の有線/無線切り替えスイッチを「無線」にした状態で設定から「ファームウェアの更新」を行う。
音質
私は音質やオーディオに対して明るく無いが、以前使用していた手持ちのHyperX Cloud IIと比較してみたところ、低音が軽い。重低音が響くというよりは開放的に軽い音が響くという感じの音だ。
ヘッドセットを机に置いた状態で音量最大で聞くと、HyperX Cloud IIの方が低音が響いており、良く感じる。ただ、実際にヘッドセットを装着した状態で聞くと、サラウンドということもあり音の位置が正確に分かるという特性があるため、如何せん単純に音質の良し悪しを測れない。
個人的にはこの音質で何ら問題は無いし、とても良いし満足している。
有線接続にするとハイレゾ音源にも対応しています。ただ、私がハイレゾ音源を持っていないこと、ハイレゾ環境が整っていないためレビューは不可です。すみません。
7.1ch サラウンド
サラウンドに関しては文句の付けようがない。HyperX CloudIIのような「なんちゃってサラウンド」ではなく、ちゃんとしたサラウンドでゲーム内の足音の位置までしっかりと分かる。iCUEからサラウンド・ステレオの切り替えが可能だ。
無線接続
範囲
ワイヤレス接続は予想外に範囲が広く、戸建て住宅であれば端から端は厳しいものの、ある程度の範囲は動き回っても問題が無い程度に接続は強い。狭いマンション・アパートであれば端から端まで繋がるだろう。当然だが、電子レンジ等の強い電波を発するものの近くでは接続が途切れる(これはVIRTUOSOに限らず2.5GHz帯のものであれば接続が途切れる)。
遅延
遅延に関して、何回か試してみたが、0.1秒すらも遅延している様子はない。もしかしたら私が測定できないようなレベルの遅延はあるのかもしれないが、特に問題を感じるほど大きな遅延ではないだろう。
ただ、一つ気になることがあり、VCアプリ「Discord」のルーム接続音が3秒ほど遅延している。一部のアプリが遅れるのかと思ったが、この現象はDiscord以外では観測できないため、Discord特有の問題である。ルーム接続音なんて遅延しても特別問題は無いが、気になったので記載しておく。
まとめ
私が欲しいと思っていた、白・サラウンド・ワイヤレスの条件を満たしているものはこれくらいだったので、当然私の選択肢としては一択だった。ただ、値段がネックになり購入に踏み切れなかったが、この度例のウイルスの影響で給付金が貰えたので購入するに至った。
結果から行くと、かなり満足している。ボロボロにならないように、大切に長く使用していきたい。