概要
私が2016年4月から使っている「HyperX Cloud II」というゲーミングヘッドセット。年号も令和に変わり、4年経とうとしているので処分する前にレビューしていこうと思う。
Kingstonのゲーミングブランド「HyperX」
HyperXはKingstonのゲーミングブランドだ。ゲーミングヘッドセットとしては安価で、かつ性能に優れているコストパフォーマンスの高さを売りとしている。
商品名 | HyperX Cloud II (KHX-HSCP-RD) |
オーディオタイプ | HyperX バーチャル7サラウンド |
接続 | 3.5mm (4極) |
ヘッドバンド圧 | 5N |
ケーブル長 | 3.5mmヘッドホンケーブル(1m) USBオーディオコントロール(2m) |
同梱品 | ヘッドホン本体 マイク(ヘッドホンに装着済み) レザーレットイヤークッション(ヘッドホンに装着済み) ベロアイヤークッション(スペア) USB オーディオコントロールボックス 収納用メッシュバッグ |
総合評価 (★★☆☆☆)
フィット感や音質に関しては問題が無かったが、特にサラウンドとマイクの項目が低い。単にマイクブーストの問題なのか、指向性の問題なのか良く分からないが、かなりマイク音量が小さい。また、バーチャルサラウンドと表記されているが、これは全くサラウンドでは無い。語弊のある表記なので辞めてほしい。
評価項目 | 評価 | 補足 |
---|---|---|
フィット感 | 私の頭であれば特に問題なく入る。イヤーカップも浅くなく、フィット感はとても良い。ただフレームが金属だからか固く、締め付けが強い。 | |
音質 | あんまり音質に拘らないが、低音や高音は普通に聞き取れる。極端に良いとは思わないが、値段相応という感じ。特にノイズとかは無いが、音が大きい。 | |
価格 | 現在10000~8000円程度。ゲーミングヘッドセットとしてはあまり高くない。 | |
サラウンド | サラウンドではなく、バーチャル7.1サラウンド。近い遠いくらいの感覚しかわからず、全くサラウンドではない。語弊があるのでこの表記すら辞めてほしいと思っている。 | |
マイク | マイク音量がめちゃ小さい。指向性だからか、インピーダンスの問題なのか。とにかくソフトウェア側で上げるしかない。 |
フィット感
ヘッドバンド圧は5N。と言われても良く分からないかもしれないが、結構強めの締め付けだ。私の頭にはかなりフィットしているため長時間ヘッドセットをしていても痛くなるということは無かったが、知人に後継機のRevolverSをプレゼントしたら長時間利用で頭が痛くなると言っていたので人によるらしい。
音質
オーディオインターフェースやサウンドカードは利用しておらず、USB直接刺しで利用している。低音や高音にノイズが混じるだとかそういったことは特に無い。
音域は15~25,000Hz
私の耳はあまりよくないため、ぶっちゃけ40Hz以下くらいからヘッドセットが音を出していても殆ど聞きとれない。ヘッドセットのスペックが良くても、自分の耳のスペックが低いため追いついていないのである。つまるところ音質は全く問題ない。
バーチャル7.1サラウンド
私がこのヘッドセットの一番嫌だなと感じているところは「バーチャル7.1chサラウンド」だ。
これはあくまで「バーチャル」であり、本物のサラウンドではない。これはメーカー側が勝手に名乗っているだけであり、音に深みはあるが、Windows音声の立体響音レベルで、方向までわかるような本物のサラウンドとは比較にならない。
しかし、このバーチャルという部分に騙され、サラウンドと思って購入する人が多数いる。確認不足と言われればそれまでだが、全くサラウンドではないのにサラウンドだと思わせる表現を使っているのは悪意のある販売方法だと思わざるを得ない。
イヤークッション
レザーとベロアの2つ
イヤークッションはレザーとベロアの2種類がある。購入した時からレザーは標準で装着されているため、初期は惰性でレザーを使っていたが、レザーは合皮のため耐久性が低くボロボロになりだしてからはベロアを使っている。
レザーの方が密閉性が高く、ヘッドセットをすると本当に無音になるが、ベロアはレザーに比べ密閉性が低く、周りの音が多少聞こえる。私はレザーにするとインターフォンの音すら聞こえず、宅配便が多い我が家では少し困ってしまった。没入感はあるが、個人的にはベロアがオススメだ。
イヤーカップは浅め?
イヤーカップ自体はそこまで深くはないが、特に問題ない程度だ。耳の大きな人や、外側に出ている人であれば押さえつけられるかもしれない。
動画版
動画版も作成しているため気になる人は参考にしてほしい。