Google – Chrome Remote Desktop
「Google – Chrome Remote Desktop」は、GoogleがサポートしているブラウザのGoogle Chromeの拡張機能として、“WebRTC”をはじめとするWeb標準技術を用いて構築されたクロスプラットフォーム対応のリモートデスクトップ接続サービスです。
拡張機能なのでソフトウェアをインストールする必要はなく、Google Chromeさえあれば「Chromeウェブストア」からダウンロードすることが出来るという利点があります。
使い方
「Chrome Remote Desktop」にアクセスすると、画面上部にリモートアクセスとリモートサポートがあります。違いを簡単に説明すると、リモートアクセスは自分のPCを登録して利用する用途に、リモートサポートは一時的に他人のPCを利用する用途に使えます。
リモートアクセス
リモートアクセスはChrome Remote Desktopを起動してPCを登録することで、PCの起動中はいつでもそのPCにリモート接続できるようになります。これは登録すると何度も登録したPCに接続できるようになるので、主に自分が自分のPCにリモートをする用途で利用します。
リモートサポート
リモートサポートはリモート元PCがアクセスコードの発行し、そのアクセスコードを入力することでリモート先PCがリモート接続が出来るようになります。他人のPCを一時的にリモートする用途に使えます。
良いところ
完全無料
以前は個人利用が無料なTeamViewerという別のリモートアプリを利用していましたが、利用頻度が高いと商用利用検知されてしまいます。個人利用の申請をすると戻してはくれるのですが、その受理に数ヵ月ほど掛かってしまいます。その間にリモート出来ないです。
しかし、このChrome Remote Desktopは完全無料のリモートアプリです。そのようなストレスもなく利用することが出来ます。
クロスプラットフォーム対応
何しろ天下のGoogle社が開発しているだけあって、クロスプラットフォームに対応しています。リモートは小型端末から大型端末に行う場合が多いので、Android、iOS、Windowsなどでリモート出来るのは大きな強みとなります。
別ソフトのインストール不要
Google ChromeがあればChromeストアから拡張機能を追加するだけで良いので、別途ソフトウェアをインストールする必要がありません。Chromeを持っていればとても気楽にアプリを入れることが出来ます。
悪いところ
音声遅延が酷い
WindowsPCからWindowsPCでリモートを行いましたが、とにかく音声遅延が酷く、正直まともに聞き取れないレベルでした。音声が遅れて流れてくるとかではなく、音声が間延びしているような感じで聞き取れなくなります。音声が必要ない場合は良いと思いますが、音声が必要な場合は他のリモートアプリを利用した方がいいです。
さいごに
個人的な感想としては、Windows標準のリモートデスクトップ接続が気楽・無料・遅延という点においては良いと思っていますが、マルチプラットフォームには対応していないのでWindowsでない環境(Android/iOS)ではかなり使えるかなと思います。(TeamViewerは商用利用解除が面倒なので)
GeForceシリーズを積んでいると遅延の少ない「Moonlight Remote Desktop」もできるので、そちらもそのうち記事にしていきたいと思います。
では!