Java開発環境構築
Visual studio code (VS Code)によるJava開発環境の環境構築方法について説明する。まず、VS Codeの設定を行う以前に、PC自体にJavaのパッケージ(JDK)をインストールする必要がある。
以下記事にJDKのインストール等、PCでJava開発環境の構築について解説しているため、バージョン確認まで進めておく。(なお以下記事下部にあるHelloWorldについてはテストプログラムを実行しているだけなので、VSCodeを使う場合は不要)
拡張機能
Extension Pack for Java
VS CodeにはJava用の拡張機能をまとめて入れられる「Extension Pack for Java」という拡張機能がある。しかしオフライン環境での開発になると、Extension Pack for Javaを入れてもその先のパックになっている複数の拡張機能をダウンロードすることできない。そのため、パックに入っている拡張機能を個別にダウンロードする必要がある。オフライン環境ではその点に注意して進める。
ダウンロード
まず、オフライン環境で拡張機能を入れるには、MicrosoftのマーケットプレイスというWEBサイトから拡張機能を検索してダウンロードする必要がある。ここで注意が必要なのが、前述したとおり、Java Extension Packだけをダウンロードしても以下6つの拡張機能はオフライン環境だとインストールされない。そのため、Java Extension Packに含まれるすべての拡張機能をダウンロードする必要がある。
- Java Extension Pack
入れたい拡張機能のページのOverviewタブ>Resources>Download Extensionをクリックするとダウンロード(.vsix)が始まる。なおVisual Studio IntelliCodeはオフライン環境だと利用不可。
日本語化
VS Codeの日本語化は拡張機能「Japanese Language Pack for Visual Studio Code」を入れる必要がある。これもついでにダウンロードしておくと良い。
なお、拡張機能を入れた後に設定から日本語に変更する。
VSIXファイルのインストール
拡張機能メニューを選択し、サイドバーの「…」→「VSIXからのインストール」を選択。すると、インストールが開始され、完了するとインストール済みに追加される。
VSCode設定
クラスパス設定
VSCode内のクラスパスは「Settings.json」ファイルの「Java>Jdk>Ls>Java: Home」項目を編集する。が、Windows内で環境変数を設定している場合(参考記事)には不要。
"java.home": "[JDKフォルダパス]"
--例 "java.home": "C:\Program Files\Java\jdk1.8.0_202"
動作確認
プロジェクトの新規作成
- 表示 (View)
- コマンドパレット(Ctrl+Shift+P)
- 「java: create java project」入力
- 「No build tools」選択
- プロジェクトの保存パス指定
- プロジェクト名を指定
「src」>「App.java」が初期で作成されている。Hello, World!プログラムが書かれているため、「実行」>「デバッグの開始(F5)」から実行テストを行う。ターミナルウィンドウにHello, World!が表示されれば正常実行されている。